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間取りの自由度が高い平屋を活かす3つのプラン

平屋は実は間取りの自由度がとても高い住まいのかたちです。

建築のプロが自宅で平屋を選ぶことが多いのは、高低差が少なく楽に生活できるだけでなく、間取りを比較的自由にプランできるという面もあります。

こうした平屋の間取りの自由さを活かす、3つのプラン例を紹介します。

インナーガレージで雨の日も快適に

平屋は上に2階が乗っていないため、インナーガレージのような大きな開口部を持つスペースを取りやすくなります。

住まいの1階にある壁は上の階の重さを支えるため、適切な場所に適切な量を取る必要があり、

時には大きな開口部を作りたくても動かせない壁になることがあります。

しかし平屋は上の階がないため2階建てや3階建てに比べ壁の制限が少なく、広い開口部が必要なインナーガレージを作りやすいのです。

インナーガレージは建物の中に車を停められるスペースで、上に屋根があるため雨の日も濡れずに家の中に入れます。

買い物袋で両手がふさがり傘がさせないときや、小さなお子さんを連れているときなどにとても助かります。

もちろんオープンなカーポートより車のセキュリティが高まるため、平屋を考えているならぜひ一緒に検討してみてください。

大きな窓で明るく開放的な室内を実現

プランの自由度が高い平屋は大きな窓を取りやすく、明るく開放的な住まいにすることができます。

こちらも上の階がないことでのメリットで、特に家族がもっとも長く過ごすリビングの南側に大きな窓を取りたいとお考えなら、平屋を選ぶと実現しやすくなります。

またリビング以外の部屋に大きな窓を取るのも平屋が得意とするところです。

一般的な住まいは2階の各部屋を1階の横幅に合わせて詰めるように並べるため、それぞれの部屋の窓はコンパクトになりがちです。

しかも北側に配置される部屋もあり、どうしても陽の光が入りにくくなります。

しかし平屋なら敷地が許せば各部屋を横並びにできるうえに、各部屋の窓を大きく取ることも可能になります。

リビングだけでなくプライベートな部屋も明るく広々としやすいのも、平屋の大きなメリットと言えるでしょう。

縦横に広がる本当の大空間ができる

縦にも横にも広く壁が離れた大空間は、それだけ上の重さを支える壁と壁の距離が開くため2階建て以上では難しいケースが出てきます。

このため縦か横のどちらかの幅が狭めな長方形の空間になることがあり、縦横ともに広々したリビングを希望する方は注意が必要です。

しかし平屋ではそうした制限が比較的少なく、縦横ともに広がりのある本当の意味での大空間が取りやすくなります。

もちろん耐震性などを考慮しながらプランニングする必要はありますが、平屋ならたとえば一番過ごす時間の長いリビングをゆったりとした空間にしやすいのです。

できるだけ全方向に広がりのある部屋をご希望なら、ぜひ一度平屋でプランニングしてみることをおすすめします。

まとめ

雑誌などで見かける建築家が作ったガラス貼りのリビングや、壁のない大空間などは平屋のように上に2階がないことが多いようです。

もちろん2階建てでも構造的な工夫をすればそうしたプランを実現できることもありますが、より制限の少ない住まいが平屋なのです。

どちらかと言うと住みやすさが話題になる平屋ですが、プランニングの自由さを求める方もぜひ注目してみてはいかがでしょうか。


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