築年数から考える建て替え時期
木造住宅においては、一般的に「寿命が30年」と言われます。総務省が公表している資料でも、2018年に建て替えを行った住宅の建築時期として最も多いのが「1991~2000年」(21.2%)、次いで「1981~1990年」(18.3%)となっています。10年単位での統計ですので一概には言えませんが、やはり築30年前後で建て替えを実施しているケースが多いことが伺えます。建て替えの理由としては、建物の劣化だけでなく、家族形態の変化など様々なことが考えられますが、築年数の観点からは、築30年ほどが建て替えを行うのに適した時期と言えるでしょう。
住宅の建て替えを実施するにあたっては、検討期間も相当程度必要になります。築30年を迎えてから建て替えを考えるよりも、数年前から検討を始めたほうが、時間的にも体力的にも余裕を持って計画を立てられるでしょう。
マンションは今が売り時!?
マンションを売って住み替えを考える場合、最も気になるのがマンションの売却価格です。愛知県の中古マンション価格は、日銀が金融緩和を発表した2013年1月から現在まで、約9年間で60%以上値上がりしています。下落・上昇などはあるものの、今年3月には高値を更新しており、全体的には右肩上がりの状態です。一概には言えませんが、特に2013年以前に購入したマンションについては、売却することで利益が期待できる可能性が高いと言えそうです。
マンション価格の推移を見る限り、今はマンションの売却を検討するには良い時期と言えるでしょう。また、いずれは売却したいと考えている場合、売却時期を早めることを検討しても良さそうです。
セカンドライフに最適な間取りとは
子どもの独立などによって家族形態が変わることで、適した間取りにも変化が出てきます。ご夫婦だけで暮らす場合、部屋がたくさんあって細かく区切られた間取りよりも、LDKに寝室、和室(または洋室)といったシンプルな間取りが好まれる傾向にあるようです。また、老後のことを考えて、階段の上り下りがなく移動がしやすい「平屋」を選ぶ方も多くいます。広さとしては、コンパクトな家で12坪~20坪、大きめな家で30坪くらいが一般的です。
セカンドライフにおいては、移動が大変になることを考えると、生活導線や家事導線の効率の良さが重要です。「平屋」であればそれらが確保しやすいですし、2階がないため設計の自由度も高くなります。中庭のある間取りや採光の良い間取りなども実現できます。
建築費の支払い方法と保険について
注文住宅の場合、代金は工事の出来高に応じて支払うのが一般的です。工務店によって異なることもありますが、着工時・上棟(中間)時・完成引き渡し時に、それぞれ1/3程度ずつ支払います。分譲住宅では、契約時と引き渡し時の二段階が一般的です。また、住宅ローンを利用するにあたって、返済中に契約者に万が一のことがあった場合に住宅ローンを完済してくれる保険商品があります。それが「団体信用生命保険(団信)」です。契約者が死亡あるいは高度障害となった場合に保険金が支払われる一般団信のほかに、がんを対象とした「がん団信」や、三大疾病を対象とした「三大疾病保障付団信」などがあります。
住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合に、強い味方となってくれるのが団信です。セカンドライフにおいては、どうしても病気などのリスクが高くなりますから、ご自身にあった保険を上手く活用することも大切でしょう。
解体費用とリフォーム後賃貸化について
住宅の建て替えを実施するにあたっては、もともと住んでいた住宅は解体することになります。気になる解体費用ですが、これは解体する建物の「構造」や「広さ」、「状態」などによって決まります。一概には言えませんが、相場としては、木造住宅で約3万円/坪といったところでしょうか。住み替えの場合には、もともと住んでいた家を解体して土地を売却する方法や家が建ったまま売却する方法のほかに、「賃貸住宅」として貸し出すことで二次活用する方法もあります。
近年は、古民家ブームということもあって、古い家だからニーズがないというわけではありません。愛着のある自宅を賃貸化して、住み替えをするという選択肢を考えてみても良いでしょう。
コストも快適さも最高のゼロLDK
手塩にかけて育てた子どもが巣立ち、夫婦二人になってからこそ、自分たちの楽しみを大切に過ごしてほしい…。それが私たちの想いです。 そして、セカンドライフを充実させられる家として誕生したのが「LIMINI FIN(リミニファイン)」。「LIMINI FIN」は、「ゼロLDK」というコンセプトのもと生まれた「LIMINI」を、シニア世代の方に適した住宅としてアレンジした商品です。「ゼロLDK」の最大の特徴と言える廊下や無駄なスペースが無いことで、掃除などの毎日の家事の負担を極力軽減し、部屋の移動のために廊下などに出た際の寒暖差などの心配がない、さらには介護を想定したトイレ設計など、セカンドライフに最もマッチしたプランです。 明るく開放感のあるコンパクトな住宅で送る、夫婦二人だけのミニマムライフ。そんな素敵なライフスタイルをご提案します。
LIMINI FIN間取り図
チェックポイント
- ◯ 廊下やムダなスペースを一切なくした間取り。空間を最大限に有効活用しました。
- ◯ 水回りを一ヶ所にまとめ動線を短くしました。介護を想定しトイレ空間は広めに。
- ◯ 玄関を含め全ての扉を引き戸に。車椅子等の前後動作がなくなります。
- ◯ 室内の温度差を減らすことでヒートショックを予防。
- ◯ 玄関横にベンチを設置。靴を脱ぎ履きする際、手荷物を置く際等に重宝します。
- ◯ LDKの一部を勾配天井にして窓を設置。明るく開放感のある空間に。