平屋づくりで押さえておきたいポイント
今回は吹き抜けについてご紹介

■　吹き抜けは不要！？

吹き抜けが不要な理由は「断熱性と耐震性の低下」です。
吹き抜けがあることで、リビングの空間容積が大きくなります。
リビングは家族の誰かが常駐していることが多く、その分冷暖房はしっかり管理しないといけないため、
リビングの空間が大きければ大きいほど、冷暖房にかかるエネルギーは大きくなります。
実際にZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）などで計算される省エネプログラムにおいても、主たる
居室としてリビングの大きさの容積で、年間に消費するエネルギーが大きく変動します。
また、吹き抜けがあることにより水平面の耐力の低下につながります。
新築時において、様々なランクの耐震計算において、吹き抜けはどの計算でもマイナスに働きます。
広々としたホテルのロビーのようなリビングは魅力的ですが、家族の命を守る耐震性が疎かにならないように
気を付けましょう。
代替え案としては2 階リビング、平屋といった選択肢があります。
天井高を単純に高くする、という方法もありますが、コストが皆さんが思う以上に掛かってくるため、天井高の
高いリビングを希望される場合は、2 階リビングか平屋がおすすめでしょう。
2 階や平屋であれば小屋裏を吹き抜けとして利用しやすいため、どうしても天井高がほしい、という方は参考に
してみてください。

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