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冬のダウンコートに、オープンクローゼット。

ついに、冬がやってきた。

今年は残暑が長かったこともあり、ただでさえ短い秋を まだまだ楽しみたい気分でいたのだけれど、とうとう無視できないほど寒くなってきた。

冬がやってくると何が変わるって、やっぱり服装が変わる。

セーターを着なくちゃいけないし、コートを羽織らなくちゃいけない。それもこの寒さじゃ、ペラペラのコートじゃだめ。そろそろ、ダウンを出さなくっちゃ!

そうしてクローゼットの隅からダウンコートを出すとき、このように思った経験はないだろうか。

あれ?こんなにぺちゃんこだったっけ…?

あんなにふわふわだったダウンコートが、見るからにボリュームダウンしている。

シーズンオフ中にダウンコートが劣化する

これは主に湿気が原因で、湿気を含むことにより羽毛が縮んで絡みあったり、しぼんだりしてしまい、ぺちゃんこになってしまうのだ。

筆者も経験がある。すごく、悲しい気分になる。

たとえシーズンオフでクリーニングに出していたとしても、通気性の悪いビニールのカバーのままでクローゼットに仕舞ってしまうと中に湿気が溜まり、ぺちゃんこになってしまう。また、もし今マンションやアパートにお住まいなら、鉄骨造という点も湿気の原因になっているらしい。狭い空間に ぎゅうぎゅうに服が詰まっているのなら尚更。人に例えたら満員電車みたいなクローゼットで、服たちも十分に息ができないだろう。

そこでこの記事では、失敗をバネに、次のシーズンのことを考えてみたい。

(今ぺちゃんこでクローゼットから出てきたダウンコートは、仕方がない。今年は、手で叩いたり、乾燥機で短時間仕上げ乾燥をしたりして解決しよう。)

来年こそは、楽しく、軽やかに冬支度をするために。2つの解決方法をご紹介する。

1. クリーニング店の季節保管サービス

よく着たダウンコートだとか、冬のお気に入りは、シーズンオフにクリーニングに持っていくことが多いんじゃないだろうか。自宅で洗濯できないものもあるし、何より仕上がりが綺麗だから。プロの腕は信頼できる。

だけど、そこで保管までお願いできるということを、どれくらいの人が知っているだろう?

最近あの【白洋社】のウェブサイトを見ていて、充実の「クリーニング関連サービス」に筆者は驚いた。

湿度、温度管理の行き届いた専用の保管庫で、クリーニング後次のシーズンまで預かってもらえるのだ。期間は4ヶ月から1年間の間で指定可能。料金はなんと4ヶ月税込2,090円から(品物の種類や期間によって金額が異なる)。しかも、返却時は通気性の高い不織布カバーで戻してくれるとのこと。至れり尽くせりのサービスである。

想像してみてほしい。

これまで、「寒くなったな」「そろそろダウンを着なきゃな」とクローゼットから取り出すたびに感じた、あの気持ちを。冬がちょっと億劫になるような、悲しさを。

こういったサービスを活用すれば、ダウンコートを正義のヒーローさながら、完璧な姿で、最高のタイミングに登場させることができる。ピカピカでふわふわのダウンコートに、本格的な冬の到来を楽しみに思うに違いない。

気になった方は、お近くのクリーニング店に相談してみてもいいかもしれない。


しかしそれでもやはり、そもそものクローゼット環境を見直さないことには、ぺちゃんこは免れないかもしれない。ダウンコートが保管サービスへ行っている間、空いたスペースにはついつい新しい洋服が…なんてことも、きっとあるだろう。沢山の服に押しつぶされて、春の訪れを前にダウンコートは劣化してしまう。

そこで次に、そもそもの暮らし方を見直してみたい。

せっかく綺麗な状態に服を保つことができるサービスがあるのだから、家でも美しく収納しよう。

2. オープンクローゼットのある部屋で暮らす

筆者が注目しているのは、オープンクローゼットのある間取り。

例として、LIMINIのパッケージをいくつかご覧いただきたい。

|LIMINI -Polku-

|LIMINI -Ruutu-

ベッドルームの延長に設置された見た目にもスマートなアイアンアーム。

「クローゼット」という固定観念にとらわれず、本当にお気に入りの服を、インテリアとしても楽しみながら収納するのはいかがだろうか。

あえてこういう言い方をしたいのだけど、一軍でファッションを固めてみよう。満員電車みたいなクローゼットにあるものは、大抵、この一年着なかった二軍以下の服たちだ。それらを思い切って、手放してみる。

一週間分くらいの服をここにかけて、ローテーションする素晴らしさを想像してみてほしい。

ミニマルで、快適。何にも縛られない自由な暮らしが、そこでは叶うだろう。

先のサービスと合わせて、ダウンコートの収納について考えてみたい。
4月に預けたダウンコートを、10月くらいに受け取り、余裕をもって冬を待つ。

「見せる収納」として意識できるオープンクローゼットだからこそ、きれいに整頓された状態で、ダウンコートを迎えられるはずだ。

LIMINIの間取りは日当たりも考慮してオープンクローゼットが配置されているので、日焼けを心配する必要もない。通気性がよく、出し入れしやすいオープンクローゼットにダウンコートを並べたら、いつもよりちょっと冬を楽しめるのではないだろうか。

「本当に快適な収納」を考える

引っ越しを機に、収納を見直す方は多いだろう。

まだ決めかねている方には、是非オープンクローゼットを候補に入れていただきたい。

現代だからこそのさまざまなサービスを組み合わせれば、少ない収納は決してマイナスではない。全部を把握できるからこそ叶う余裕をもった空間では、お気に入りの服が押しつぶされることもないはずだ。

「本当に快適な収納」ってなんだろう?

それはきっと、”広いスペースで沢山入れられること”とイコールではないはずだ。

自分に必要なものが、いつも完璧な状態で、簡単に取り出せること。そんな心地よさを提供してくれるのが、「本当に快適な収納」なんじゃないだろうか。

次の冬は、「もう冬か…」ではなく、「冬がきた!」と笑顔になれることを願う。

ふわふわのダウンコートを迎えて。


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