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心にゆとりのある暮らしとは?今、求めるのは「シンプルな住まい」

懸念要素の多い国際情勢に物価上昇…。日本を取り巻く環境は必ずしも安心できるものではないが、それでも世界的には恵まれているといえるだろう。ところが、その多くは幸福感を得られない毎日を過ごしている。追われるように過ぎる毎日の中で心をすり減らしているとさえいえるだろう。

私たちの暮らしには、何故「ゆとり」がないのだろうか…。

「心のゆとり」と「暮らし」「住まい」について考えてみようと思う。

今すぐ欲しい「心のゆとり」

日本人の生活は、数十年の間に大きく飛躍した。便利な生活家電が増え、今や1人1台携帯電話を持つ時代だ。あらゆる国の料理を手軽に食することができ、生活レベルの高さは世界でもトップクラスといえるだろう。

その反面、人間関係は複雑化している。ダイレクトなつながりは希薄になる一方で、SNSの世界では何百人・何千人をフォロー。オンラインで常にふれあっていないと取り残されたような気持ちになって不安になる。職場では後輩にさえ細やかに気を遣わなければハラスメントだと問題視され、帰宅しても家族との関係は微妙。家事に育児にSNS、気が付けば一日が終わっているような始末。そして、ふと思う。ゆとりのある暮らしがしたい、と。

恵まれた環境にあるはずなのだから、「ゆとりのある暮らし」を実現するのは難しくないはずである。では、どうすれば現状を変えられるのだろうか。

豊かなはずなのに窮屈な日常…原因はどこに?

世界的には豊かな国であっても、私たちはもっと楽な暮らし、もっといい暮らしを求めてしまう。最新式の家電が欲しい、もっと待遇のいい職に就きたい、芸能人やインフルエンサーとSNSでもっとつながりたい、友人たちの話題の中心にいたい…。あれもこれも叶えるのに必死で、日々の生活に疲れてはいないだろうか。

家庭での役割もひと昔前とは違う。男女平等に家事を負担するのは当然で、疲れていても健康や体型維持のために食事や運動にと手間と時間をかける。本来は健やかな毎日を過ごすためのものだったのに、いつしか義務に…。

こんな窮屈な暮らしから抜け出したいと思うものの、簡単に切り捨てられないのも現状だ。職場で孤立したくはないし、転職も容易ではない。SNSのつながりに楽しい面があるのも確かなのだ。だが、幸いなことに改善余地はゼロではない。自らの考え方や行動一つで変えられる、家庭での過ごし方に目を向けてみよう。

心のゆとりを生む「シンプルな暮らし」のススメ

窮屈な毎日から抜け出すには、「シンプルな暮らし」の実践が近道ではないだろうか。では、シンプルな暮らしとは?具体例と共に生活の改善案を検討してみよう。

「シンプルな暮らし≠ミニマリスト」違いはどこ?

ところで、具体例に入る前に確認しておきたいことがある。シンプルな暮らしの定義についてだ。提案する「シンプルな暮らし」は、コンパクトな暮らしと言い換えることもできる。闇雲に広さや大きさ、数を求めるのではなく、管理・把握しやすい適度なサイズにまとめてしまおうという考え方だ。

小さくまとめると聞くと、断捨離やミニマリストを連想する人もいることだろう。しかし、ワンパターンコーデで洋服を数着にまで減らすような生き方は、同時に楽しみも減らしているように思える。むろん、それを快適と感じるならいいのだが、極端にモノの少ない家は広く感じるがどこか寒々しい。むしろ「ゆとり」から遠ざかっているのではないだろうか。

不要なものは処分しても、遊びの部分は残す。モノを整理する際は、全体量をひと回りかふた回り小さくする、そんなイメージがちょうどいいだろう。

住まいで「優先度の低いもの」を時間で整理する

「シンプルな暮らし」で注目したいのは、「モノ」よりも「時間」だ。時間的な余裕は、心のゆとりに直結するからだ。自宅で過ごす時間がどんなことに費やされているのか、一度整理してもらいたい。その中で優先度の低いものは、現状よりコンパクトにまとめてしまおう。

例えば、家事。料理が好きでないならば、一度に多く作って冷凍保存。小分けにしておけば、毎日の調理の時間を短縮できる。掃除はお掃除ロボットをメインにしてしまおう。1台で広範囲をカバーできるように家具の配置を変え、バリアフリーにしておくのがベストだ。洗濯は、手間のかかる手洗い表示の服を減らすことで対応するのはどうだろう。ドライコースで対応可能なものならOK。そんな風にルール化してしまうと後が楽だ。

他にも、動線を整理して室内の移動のロスを減らすのも効果的だ。普段の生活の中で抱える小さなモヤモヤも、この際にすっきり整理してはいかがだろうか。

住まいの中の「必要性の高いもの」を多くする

優先度の低いものにかかる時間をコンパクトにまとめたら、必要性の高いものに時間を多く割けるよう工夫してみよう。

例えば、趣味の時間。料理が趣味ならば、毎日の調理も楽しめるような環境にしたい。とはいえ、料理は時間のかかるものだ。特に趣味にしているならば手の込んだものもつくりたいだろう。そこで、リビングとひと続きのアイランドキッチンを導入してみる。料理しながらでも家族とのコミュニケーションが取りやすく、同時にテレビやインターネットからニュースをチェックすることもできる。他の趣味であっても同様で、リビングの一画に専用のスペースを設けておくとちょっとした隙間時間や食後の団らん時にも気軽に楽しむことができるだろう。

中には個室で集中して楽しみたいという人もいるだろうが、おすすめはしない。何故なら、個室で何時間も趣味に没頭するのは、パートナーに不評だからだ。男性諸君の多くが心当たりあるのではなかろうか。そもそも、人間の集中力はそう長くは続かない。ならば、適度に会話しながら、それぞれが好きなことに集中できる空間にするのが理想的なように思える。長い人生を共に過ごすパートナーなのだ。互いにストレスは少なく、満足度の高い空間へとリビングを作り上げていこう。

家庭では、家族とのコミュニケーションも不可欠で大事な時間だ。常日頃からいい関係性を築けていれば、それは心のゆとりにもつながる。自然とリビングに集まり、合間にコミュニケーションを取りながらもそれぞれが好きなことをして過ごす。なにかと世知辛い世の中だが、心からくつろげるリビングがあれば、人として大切なものを取り戻せるのではないだろうか。

「シンプルな暮らし」実現の近道は「シンプルな住まい」

「心のゆとり」を取り戻すための「シンプルな暮らし」について考えてきたが、まとめてみると、次の5つに集約できる。

●       モノは遊びを残しつつ、全体量をひと回り小さくする(極端な断捨離はしない)

●       優先度の低い家事などは便利家電の活用や買い物の仕方等で効率アップ

●       動線をすっきりと改善

●       リビングの活用を趣味にまで広げる

●       自然と家族がリビングに集まる住まいを目指す

まとめてみると、壁や廊下などの仕切りがなく、リビングやキッチン、趣味のスペースがひと続きになっている家が浮かび上がってくる。それも、掃除の手間が圧倒的に軽くなるであろう平屋だ。

昭和・平成は少しでも大きな一戸建て住宅を持つのは一種のステータスでもあったが、これからの時代は変わっていくのかもしれない。いや、私たちを取り巻く環境を考えれば、変わるべきなのかもしれない。

 

まとめ

豊かな生活を送っているはずなのに、心がすり減っていくような毎日。人間関係や社会とのかかわりは複雑で簡単に修正できるものではないが、住まいの中であればどうにでも変えようがある。シンプルな暮らしへとシフトして、少しでも心のゆとりを取り戻すことはできないだろうか。

「シンプルな住まい」は、「シンプルな暮らし」に最適だ。住まいの在り方、選び方に目を向け、心にゆとりのある、よりよい明日へとつなげていこう。



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