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ひとり親家庭の理想的な在り方・家選びで後悔しないために

さまざまな理由から、単身で子どもを育てている人は多い。行政の支援は徐々に広がっているものの、ご苦労されているシングルマザーやシングルファザーはまだまだ多いことだろう。

そんな単身で子育てしているシングルマザー・シングルファザーがよく口にするのが「ひとり親だからと子どもに苦労させたくない」という思い。自分の老後のために、そしてなにより子どものためにとマイホームを目標に頑張っているという話も多い。だが、よくよく聞くと疑問が生じる。その家選びで後悔しないのだろうか、と。

ひとり親家庭にとっての「理想的な親子関係」と「家の在り方」について考えてみよう。

親として叶えたい「子どものための家」

夢のマイホームについて語るとき、多くの人が2階建ての一戸建て住宅をイメージするのではないだろうか。限られた土地をできるだけ広く使うためでもあるし、広告によって刷り込まれたイメージもあるだろうが、深く考えることなく目標にしてしまいがちだ。

では、ひとり親家庭ではどうだろう。アパート暮らしや実家に間借りしているようなケースでは、子どもに個室を与えてあげたいと考えるシングルマザーやシングルファザーが多いだろう。子どもも友達の家をみて「自分の部屋」に憧れたり、2階建て住宅を羨ましいと考えたりしがちだ。できれば、子どもの友人が気兼ねなく泊まれるような間取りであればいい…。親としてはやはり子ども優先の家選びになってしまうものなのだろう。

だが、そこには大事な要素が欠けているのではないだろうか。ひとり親家庭でマイホームを叶えるには、相応の収入が必要だ。仕事に家事、子どもの教育にと人一倍の苦労がかかる。どうしたって、子どもとふれあう時間は削られてしまう。それでも「子どものために」とマイホームを手にしても、その家が子どもとのふれあいを減らすものであったら…。

ひとり親家庭で育ち成人した人に子どもの頃のことについて聞いてみると「寂しかった」「もっと甘えたかった」といった声をよく聞く。しかも、親の苦労がわかるから言葉にすることなく我慢していたという傾向が強い。中には、思春期を迎えて溝ができてしまい、後々まで引きずっている人もいる。子どものためにと頑張ったことが、子どもに寂しい思いをさせてしまう…。そんな現実は少し悲しくはないだろうか。

マイホームを願うのが悪いのではない。子どもとの絆を軸にした家選びになっていないことが問題なのだ。子どもの幸せを願って手に入れたマイホームが、親子の関係を希薄にするものであってはならないのだ。

シングルマザー・シングルファザー家庭にありがちな「すれ違い」を減らすには?

ひとり親家庭では、子どもとすれ違ってしまうことが多くなる。すれ違うのは、時間であり、心だ。だが、家選びを子どもとの絆を軸にすれば、すれ違いを極力減らすことが可能だ。

家事負担を軽減する住宅を選ぶ

シングルマザーやシングルファザーが働きながら子どもを育てる場合、家事負担の大きさが子どもとの時間を削る要因になりやすい。特に子どもが小さかったり、2人3人と多かったりする場合は、体力的にも負担が大きいだろう。

今の時代、家事負担は、家の選び方次第で軽くできる。まず床に段差がない等、お掃除ロボットのような便利家電が使いやすい家を選ぶべきだ。食洗器なども、ビルドインにすることでキッチン周りの掃除が格段に楽になる。収納関係も家具として用意するのではなく、パントリーやウィークインクローゼットにまとめてしまおう。室内がすっきりして見栄えもよくなる。

水場は、キッチンの近くにまとめるのがおすすめだ。料理と掃除と洗濯、という具合に複数の家事を同時進行できるし、その合間に子どもの入浴の様子を確認するなど、時間のロスを減らして効率化が図れる。洗濯物を干すスペースも近ければさらにいい。

家事効率のいい家は、子どもが家事を手伝う際や実家の両親などに子育てをサポートしてもらうようなケースにおいても負担を軽くしてくれる。自らの老後の住まいと考えても、快適であるはずだ。

子どもが個室にこもるような間取りを避ける

子どもにも、子ども同士の付き合いがある。徐々に友人と過ごす時間が増え、習い事を始めることもあるだろう。せっかくの休日であっても、一緒に過ごせる時間が減っていくものだ。

子どもが自身の世界を広げることは喜ばしいことではあるが、ひとり親家庭の場合は注意も必要だ。子どもの世界にもトラブルはつきもので、知らずに犯罪に巻き込まれている可能性もゼロではない。普段の様子がわかる距離感を確保しておくことが肝要だろう。

そのためには、子どもに個室を与えるのは避けたいところだ。冒頭で触れたが、子どもに個室を与えてあげたいと願う親は多い。自分専用の部屋が欲しいという子も多いだろう。しかし、自立心を育てる意味では良策かもしれないが、ただでさえ目が届きにくいひとり親家庭では子どもの異変に気付きにくくなる。親と顔を合わせることなく、玄関から自室まで行き来できるような間取りは、極力避けてほしいところだ。

自然とリビングに集まる家が理想

子どもに個室を与えない場合、どこにプライベートスペースを設けるのかという問題が浮上する。だが、機能的である程度広いリビングがあれば、不要ではないだろうか。ワンルーム感覚で、食事も宿題もすべてはリビングでおこなえるようにする。そうすれば、自然と親子の接点も増えるだろう。

子どもは自室で勉強するよりもリビングなど家族のいる場所で学習したほうが集中できて効率が上がると聞いたことがある。その背景には安心感があるという。一人ぼっち自室にこもるよりも、家族と一緒の空間にいるほうが精神衛生上もいいのかもしれない。「寂しい」と言えない我が子に少しでも寄り添うため、リビングを居心地のいい場所にしておこう。

親子の仲がよくて何でも話せる…。そんな関係も理想的だが、オープンな関係にこだわる必要はない。親も子どもも性格はそれぞれで、理想ばかりを追い求めてもどこかに無理が生じるからだ。同じ空間にいる時間が自然と増える家。それさえあれば、ときに衝突することはあっても決定的な心の溝にはならないのではないか、そう思うのだ。

内緒話のできるスペースを用意しよう

ところで、リビングに集まるような住まいが理想的ではあるが、子どもが思春期を迎える時期に合わせて、ちょっとしたプライベート空間も用意してあげたい。親に聞かれたくない話の1つや2つはあるだろうし、そっとしておいてほしい日もあるからだ。

それも個室ではなく、リビングの延長線上に確保したい。例えばテレビを観ていたり、キッチンで調理したりしていると、姿は見えるが電話の話し声は聞こえない、そんな距離感がいい。子どもの内緒は内緒のままに、しかし様子がわかれば安心できるだろう。

近年、SNSを介して子どもが犯罪に巻き込まれるケースが増えている。内緒話のできるスペースを用意してあげることで、危険な兆候はないか、子どもの様子を把握できるようにしておこう。

念願の一戸建て住宅…大切なのは「つながり」を太くすること

ひとり親家庭の親子の在り方はさまざまだろう。とはいえ、特に子どもが小さいうちはできるだけ多くの時間を共有するのがいい。子どもの健やかな成長に親の愛情は欠かせないからだ。

その点、住まいは時間を共有する大事な場所だ。選び方は、家での過ごし方に大きく影響する。ここまでいくつか選び方のポイントをご紹介したが、家に対する考え方もさまざまだろう。それでも、「子どもとのつながりを太くする家」を第一優先に考えてみてほしい。憧れやイメージで決めてしまうのだけは避けるようにしよう。

理想的な住まいは、ゼロLDK。家事負担を減らしやすく、親子の共有時間を増やしてくれるだろう。先々のことや維持費を考慮しても、ゼロLDKの平屋がベストだ。家選びで後悔しないために、そして子どもと自分自身のために、是非検討してみてほしい。

まとめ

人生の中でも極めて高額なマイホーム購入には、憧れや夢がある。慎重に検討しているようでも、なんとなく前提が2階建ての一戸建てになっている人は多いことだろう。しかし、ひとり親家庭では、その前提が親子関係を希薄にしてしまわないだろうか。ときには家族団らんの時間を削って手に入れマイホームも、それでは台無しだ。

シングルマザーやシングルファザーの家選びでなによりも大切なのは、親子の絆。この大前提で、ゼロLDKの平屋住宅をおすすめしたい。子どものためにと奮闘するあなたが、家選びで後悔しないために…。一度検討してみてはいかがだろうか。



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