12月。今年もいよいよ最後の月だ。街ではイルミネーションの合間を縫うようにクリスマスソングが流れ、人々を浮き足立たせている。ケーキの上ではサンタクロースがにっこりと笑う。誰もが誰かを想い、プレゼントを選んだりする。
クリスマスって、とてもハッピーで、とても楽しいイベントだと思う。
こんな美しい季節を嫌いだという人は、きっと少ないんじゃないだろうか。
ひと昔前、家の外壁に豪華なイルミネーションを取り付けることが、近所の数軒で流行った。
まるでエレクトリカルパレードみたいなそれらは、思わず車を止めて見入ってしまいたくなるほど見事で、そして住人たちも、そうして見てもらうのを楽しみにしているようだった。毎年趣向を変えて、家を華やかに飾りつける。サンタクロースやトナカイ、雪だるま。まるで夢の国みたいに可愛いイルミネーションだったことを、よく覚えている。
そんな家が、昨年あたりから、ずいぶん静かになった。
筆者は想像する。それってもしかしたら、コロナの影響もあるのかもしれない。
このコロナ禍で少なからず人足は減り、世の中の人々はみんな「外」から「内」へ目が向くようになった。語弊があるかもしれないけれど、「他者」からより「自分」へ。
だからそれらの家も、もしかすると内装にシフトチェンジしたんじゃないだろうか。
ちょっと寂しくはあるけれど、それはそれで、すごく温かいクリスマスだと感じる。
自分や家族のために、住まいに彩りを与える。そこはきっと居心地がよく、ずっと過ごしていたくなるほど、心地よい空間だ。
SNSを開いても、やはり自分たちのためにクリスマスの飾り付けを楽しんでいる方が多い。
そういえば、以前インタビューさせていただいた、とある平屋もそうだった。
リビングに置かれたクリスマスツリーは、誰に見せるでもないけれど、自分や家族を、ちょっとウキウキさせる。外のクリスマス気分を、家に帰っても楽しく思い出すことができる。そんなふとした”豊かさ”を、マイホームの飾り付けは、与えてくれるのかもしれない。
マイホームは、自分のための箱だ。
そしてその箱がシンプルであればあるほど、内装を楽しむ余白はより多いように思う。
だから究極のところ、ワンルームでもいいのだ。目の届く範囲で、より自由に、より大胆に、飾り付けを楽しむ。そういうイベントごとを自分のためだけに行うって、すごく贅沢じゃないだろうか。
せっかくのマイホームという箱、どこまでも自由に、飾り付けを楽しみたい。
大きくても、小さくても、クリスマスツリーはマストで。
オーナメントは、昔海外旅行で出会った思い出の品。
雑貨屋でついつい買ってしまう、小さなサンタのオブジェ…
…些細なこだわりを、自分のためだけに、箱に詰め込む。
「外」に向いていた目を、いま、「内」に向けてみたい。自己満足でいい。自由にお出かけができないからこそ、静かに、ひっそり、住まいを楽しむ工夫をしてみてはどうだろう。
自分のためのクリスマス。
飾り付けの仕上げになるのは、きっと笑顔だ。
自分を喜ばせる仕掛けを沢山して、とびきり楽しいひとときを過ごしたい。
おうちで過ごすクリスマス
12月。今年もいよいよ最後の月だ。街ではイルミネーションの合間を縫うようにクリスマスソングが流れ、人々を浮き足立たせている。ケーキの上ではサンタクロースがにっこりと笑う。誰もが誰かを想い、プレゼントを選んだりする。
クリスマスって、とてもハッピーで、とても楽しいイベントだと思う。
こんな美しい季節を嫌いだという人は、きっと少ないんじゃないだろうか。
自分や家族が心地よいクリスマス
ひと昔前、家の外壁に豪華なイルミネーションを取り付けることが、近所の数軒で流行った。
まるでエレクトリカルパレードみたいなそれらは、思わず車を止めて見入ってしまいたくなるほど見事で、そして住人たちも、そうして見てもらうのを楽しみにしているようだった。毎年趣向を変えて、家を華やかに飾りつける。サンタクロースやトナカイ、雪だるま。まるで夢の国みたいに可愛いイルミネーションだったことを、よく覚えている。
そんな家が、昨年あたりから、ずいぶん静かになった。
筆者は想像する。それってもしかしたら、コロナの影響もあるのかもしれない。
このコロナ禍で少なからず人足は減り、世の中の人々はみんな「外」から「内」へ目が向くようになった。語弊があるかもしれないけれど、「他者」からより「自分」へ。
だからそれらの家も、もしかすると内装にシフトチェンジしたんじゃないだろうか。
ちょっと寂しくはあるけれど、それはそれで、すごく温かいクリスマスだと感じる。
自分や家族のために、住まいに彩りを与える。そこはきっと居心地がよく、ずっと過ごしていたくなるほど、心地よい空間だ。
自分のための箱を、自由に飾り付ける
SNSを開いても、やはり自分たちのためにクリスマスの飾り付けを楽しんでいる方が多い。
そういえば、以前インタビューさせていただいた、とある平屋もそうだった。
リビングに置かれたクリスマスツリーは、誰に見せるでもないけれど、自分や家族を、ちょっとウキウキさせる。外のクリスマス気分を、家に帰っても楽しく思い出すことができる。そんなふとした”豊かさ”を、マイホームの飾り付けは、与えてくれるのかもしれない。
マイホームは、自分のための箱だ。
そしてその箱がシンプルであればあるほど、内装を楽しむ余白はより多いように思う。
だから究極のところ、ワンルームでもいいのだ。目の届く範囲で、より自由に、より大胆に、飾り付けを楽しむ。そういうイベントごとを自分のためだけに行うって、すごく贅沢じゃないだろうか。
お気に入りを重ねる楽しみ
せっかくのマイホームという箱、どこまでも自由に、飾り付けを楽しみたい。
大きくても、小さくても、クリスマスツリーはマストで。
オーナメントは、昔海外旅行で出会った思い出の品。
雑貨屋でついつい買ってしまう、小さなサンタのオブジェ…
…些細なこだわりを、自分のためだけに、箱に詰め込む。
「外」に向いていた目を、いま、「内」に向けてみたい。自己満足でいい。自由にお出かけができないからこそ、静かに、ひっそり、住まいを楽しむ工夫をしてみてはどうだろう。
自分のためのクリスマス。
飾り付けの仕上げになるのは、きっと笑顔だ。
自分を喜ばせる仕掛けを沢山して、とびきり楽しいひとときを過ごしたい。